キャノンのコンデジでレベルの高い画を撮るなら「ライブビューコントロール」を使え

皆さんは、一眼レフのあの壮大な写りを1万円程度のコンデジでも再現してみたいと思ったことはありますか? 私はありもあり、大ありです。   でもコンデジと一眼レフでは実力がまるでちがうからなかなか難しい・・・と諦めるその前に! キャノンのコンデジなら「ライブビューコントロール」を使うと一眼レフの写りに近づけますよ! ということでこの機能の使い方から制約、メリットまでを遠慮せずにご紹介します。

広告

ライブビューコントロールとは?

ライブビューコントロールとはどんな機能か?   これは初心者でも非常に簡単な操作でお好みの画が撮れる、そんな機能です。 いくつかあるパラメータを直感的にいじれば画面にすぐに反映されるので、自分が撮りたい画の確認がその場でできちゃう非常に便利なものになってます。

ライブビューコントロールの設定方法

ライブビューコントロールは以下の手順で設定が可能。     電源を入れ、「FUNC/SET」ボタンを押してメニューを呼び出します。 「AUTO」モードにしているにしている人は一度「AUTO」ボタンを押して解除してから同じことをします。   上から4番めあたりに「撮影モード」を設定できるところがありますので、もう一度「FUNC/SET」ボタンを押します。   上から2番めに「LIVE」と書かれたモードがありますので、これにカーソルを合わせて「FUNC/SET」ボタンを押せば設定は完了。   あとは画面の指示の通り「DISP」ボタンを押せばライブビューコントロールの仕上がりの設定ができるバーがでてくるので設定をしたら「FUNC/SET」を押せばその設定が保持されます。 微調整がしたい場合はもういちど「DISP」ボタンを押しておなじことをすればオッケー。

ライブビューコントロールの制約

測光方式が選べない

なんとライブビューコントロールでは測光方式が選べないことがわかりました。 具体的には、「マルチ測光」で固定されてしまいます。   たいていのカメラですと測光方式は3つあります。 ・写す範囲を複数のエリアに分割してそれぞれのエリアの明るさを測ってバランスをとった「マルチ測光」 ・写す範囲の中央を重点的に見て全体の明るさを測る「中央重点測光」 ・ピントを合わせるほんの一点だけの明るさを測る「スポット測光」   マルチ測光で固定されるのは初心者でも撮影に失敗しない測光方式だから。 私も2台あるミラーレス一眼はどっちもマルチ測光で固定してますしね。   ただ、室内の暗い部分と明るい屋外を同時に写して屋外の明るさに露出を引っ張らせるような撮り方はやりにくくなります。 瑠璃光院での撮影ではどうなるか・・・

ISO感度が選べない

ISO感度は数値が高いほど暗いところでも明るく撮れるようになるんですが、これも自分で数値を選べませんでした。 なのでなんとか最低感度のISO100でがんばってみる!なんてこともできません。

撮影サイズが選べない

なんとライブビューコントロールに設定すると撮影サイズがLに固定されてしまうことが分かりました。 私が持ってるIXY140の場合、「L」だとアスペクト比4:3で5152*3864ドットで記録されます。 これ、他の撮影モードで別なサイズに設定されていても優先的にLになってしまうので私が普段多用してる16:9にすることもできませんでした。

シャッタースピードを1秒より長くできない

ライブビューコントロールはシーンモードを発展させたものなので致し方ないんですが・・・   やはりライブビューコントロールでも最長シャッタースピードは1秒に制限されます。 ですので、三脚に載せてシャッタースピードを4秒とか5秒のように長くして夜景を撮影するのはムリだということがわかりました!!   夜景を撮るときの「長秒時撮影」と「ライブビューコントロール」はどっちも撮影モード設定にあるのでどちらかしか選べないようになってます。  

現行機で搭載されているのがたった2機種しかない

2011年頃に発売されたエントリークラスのカメラから搭載されはじめたライブビューコントロール、誰も使わないのか、2018年5月現在発売されているカメラでライブビューコントロールを搭載されているのはSX430ISとSX720HSのたった2機種しかないことが分かりました。 Canon コンパクトデジタルカメラ 光学45倍ズーム PSSX430IS Canon デジタルカメラ PowerShot SX720 HS ブラック 光学40倍ズーム PSSX720HSBK   昨年発売の売れ筋SX730HSでもとうとう省略、IXYシリーズでは2016年発売のIXY180/190より省略されていることからユーザーも使わない、不必要な機能と判断されてしまっているようです。 私が持ってるのは2015年発売のIXY140なのでギリギリこの機能が搭載されていました。   下位機種ほど簡単操作で仕上がりをいじくれる機能が必須だと考えているだけに非常に残念です。

結局シャッタースピードとISO感度はどこまで設定できる?

ライブビューコントロールで使えるシャッタースピードとISO感度の上限を調べてみました。   まずは部屋を暗くして・・・ このときの設定はシャッタースピード1秒、ISO400(しかも露出アンダー)でしたのでこの設定がカメラの上限とみてもいいでしょう。

ライブビューコントロールの利点

ライブビューコントロールモードではさきほど上で書いたように制約が多数あるんですが、その制約を全てなかったことにできるくらいの利点もあることが分かりました。

露出補正ができる

ライブビューコントロールに設定すると露出補正の個別設定ができなくなるんですが、露出補正と同じことがめもりを動かすだけでできるようになります。   めもりを「暗く」の方向に動かすとどんどん暗くなっていき、「明るく」の方向に動かすとどんどん明るくなっていく仕組み。 しかも露出補正と同じ、±2段分まで補正が可能です。

色の鮮やかさが変えられる

このカメラ、色の鮮やかさ(彩度)が設定で変えられるのはなんと「ライブビューコントロール」だけ!。 めもりを「すっきり」の方向に動かすと色が薄くなっていき、「鮮やか」の方向に動かすと色が濃くなっていきます。   イメージとしてはこんな感じ。めもりは「すっきり」から徐々に「鮮やか」の方向に動かしてます。 なかなかおもしろい挙動として、「すっきり」の方向にめもりを思い切り動かすと、なんと最終的には白黒になっちゃいます。 まさか白黒写真にも使えるとは!!

実質的なカスタムホワイトバランスができる

なんと、「ライブビューコントロール」では、プログラムオートでプリセットされているホワイトバランス設定よりももっと細かく色合いが変えられちゃいます!   めもりを「寒色」方向に動かすと青っぽい写りに、「暖色」方向に動かすと赤っぽい写りになるんですが、全部で13段階もあります。 プリセットされているホワイトバランスは6つしかないので、倍以上ですよ!   色味のイメージはこんな感じ。 めもりは「寒色」から徐々に「暖色」に動かしてます。 一眼レフでいう色温度を細かく変えられるカスタムホワイトバランスと同じことができるってことですね。 具体的な数値が出てこないので色温度が変わる幅はわかりませんが、めもりを1つ左右させるごとに700K~800Kは動くと見ていいです。

ライブビューコントロールはまだ研究の余地がある

キャノンのコンデジに搭載されているライブビューコントロール、まだまだ研究の余地がありますね。 うまく使いこなすことで一眼レフで撮った画に近づけるようになります!   近日中に京都の瑠璃光寺に行くので、このときにライブビューコントロールを活用して新緑をたくさん撮影してきます。 必ず公開しますのでお楽しみに!

撮影に使用したカメラ

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。