【レビュー】キャノン「IXY 32S」は個人的最強コンデジ!

皆さんは、今まで何回も売って買って売って買ってを繰り返したカメラはありますか?

 

私は今年の1月に中古で導入したコンデジ、キャノンのIXY32Sがそれです。

 

あまりにも性能が良すぎたので個人的最強コンデジに勝手に決めました。

古い機種ですがぜひ使ってほしいと考えています。

 

なんと新品発売当時、2万円を切ってました。

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2011年発売のコンデジ

IXY32Sが発売されたのは2011年8月。

なんといまから7年も前のカメラです。

このころはデジカメ市場も旺盛で各社エントリーからフラグシップまで新しい機種をどんどん出してきてました。

 

その中でキャノンが出してきたのがやけにデザインがとがったこの機種。

IXY31Sの後継機ですがデザインは全く一緒。

 

ボディの材質はプラスチックですが、やけに艶がある塗装に仕上げてきてます。

艶がありすぎて鏡のように反射してます。

 

キャノンのIXYシリーズではおなじみ、立てたときにデザインが映えるようになってます。

 

このカメラ、中古を見るとだいたい打痕があってこれが原因でレンズバリアが完全に開かない不具合が多発しています。

この個体も購入時より打痕がありました。

スペック

IXY32Sのスペックはこんな感じ。

 

・1/2.3型1200万画素裏面照射CMOS

・DIGIC4

・高感度に強いHS SYSTEM搭載でISO6400まで撮影可能

・換算24-105mm、F2.0-5.8のレンズ

・4段分のレンズシフト式手ぶれ補正搭載

・46万ドットタッチパネル液晶

・タッチフォーカス搭載(タッチした場所のピントを合わせる機能)

・タッチシャッター搭載(タッチパネルから指を離したときにシャッターが切れる)

・バッテリーNP-6L

操作はすべてタッチパネル

IXY32Sは操作を全てタッチパネルで行います。

 

当時はデジカメもタッチパネル液晶を搭載しはじめた時期、操作ボタンはどうしようかメーカーも頭を悩ませました。

 

その結果、背面のボタンは徹底的に省略されて「再生ボタン」だけになってます。

今はさらに試行錯誤を繰り返して操作ボタンではできないことを補う役割になってますね。

 

このタッチパネル、スマホで使われているのとは違いメニューをスクロールしたり設定を決定したりするときに画面を軽く押し込まないといけないタイプでした。

 

マニュアルフォーカスはありませんが、画面をタッチした部分のピントを合わせる「タッチフォーカス」機能がその役割を代替してます。

広角F2.0の明るさ

IXY3*Sシリーズ最大のセールスポイント、それは2万円以下のコンデジなのに広角側が開放F2.0の明るさを実現したことですね。

IXY31Sから広角側が換算24mmになったんですが、にもかかわらずここまでコンパクトにできあがっています。

 

逆に望遠側はF5.8と少々暗めになってます。

換算105mm止まりなのはやっぱりカメラメーカーならでは。

(一眼レフのレンズに24-105mmがある)

絞り優先AE、シャッタースピード優先AEがついてる!

このカメラ、広角F2.0の明るさを体験してもらうために「絞り優先AE」と「シャッタースピード優先AE」がついてますよ!

設定できる絞り値がF8.0止まりなのはイメージセンサーが小さい分、小絞りボケの影響がすごく早い段階で来てしまうため仕方がないですね。

シャッタースピードの最速は1/1600止まりで、これよりも速くなってしまうときは3段分ぐらいのNDフィルターを自動的にはさんでシャッタースピードを遅くする仕組み。

 

「マニュアル露出」はないんですが、これつけてしまうとPowershotの上位機種が売れなくなってしまうので意図的に省略してるんでしょうね。

夜景を撮るときにテクニックがいるよ・・・

この機種では「マニュアル露出」が省略されているがために本格的に夜景を撮影しようとするとなんとテクニックが求められます。

 

まず、「絞り優先AE」は使えません。

シャッタースピードが一番遅くて1秒止まりな仕様になっているからです。

夜景撮影はもっとシャッタースピードを長くしないといけません。

 

なのでシャッタースピードが15秒まで設定できる「シャッタースピード優先AE」を使っていきます。

 

まずは撮りたいシャッタースピードを設定します。

その後、狙った絞り値になるように「露出」を調整します。

 

これは昔使っていたIXY32Sで撮ったんですが、シャッタースピードを5秒に設定しているもんですからイルミネーションが白く飛んでしまいました。

もっとシャッタースピードを短くするシーンでしたね。

 

そもそも最初に設定したシャッタースピードがおかしいと露出をいくらいじくっても「露出アンダー」な状態になるんですが、このへんの数値がよくわからなかった時代の私はあまりのめんどくささにこの機種での撮影を放棄してしまいました。

具体的には同じイメージセンサーと同じ画像処理エンジンなPowershot SX230HSを購入し、そちらでマニュアル露出で撮影してました。

日曜の秋葉原で試し撮り

今回は日曜の夕方、ホコ天に人が密集してる秋葉原で試し撮りをしてきました!

秋葉原の何がいいって、中央通り沿いのビルがやたらカラフルで色の再現性のテストにいち早く使えるってことですね。

さすがにたくさんの人が歩いてるのでモザイク処理をしましたが、それでもIXY32S世代の1200万画素の写りが一番最強だと考えてます。

なにせ等倍で見てもギリギリ許容できるノイズ量、色の再現性の良さ、なんとか黒つぶれしないコントラストとがんばってくれていますからね。

むしろ当時発売されていた上位機種PowershotS95よりもいいんじゃないかとすら思えます。

 

ただ、マイクロフォーサーズの変態すぎるほど高速なAFに慣れるとIXY32SのAFは遅く感じますね。

体感的には今発売されている下位機種のIXY200よりも遅いです。

 

そりゃ7年前に発売されたカメラですから、ソフトウェアの設計が古いのは致し方ないです。

 

なかなか柵の網目の描き分けや建物の配管や鉄道の架線を支える柱、電灯の金属の質感を再現できる2万円以下のコンデジはないですよ。

 

今のコンデジやスマホのカメラは2000万画素が当たり前なんですが、逆にむやみに画素数を増やしすぎて悲惨な写りになってしまってます。

だからこそ1200万画素のこのカメラの写りは通用できるんじゃないでしょうか。

 

このシリーズが終わってしまったのが非常に残念

広角がF2.0なんて明るいレンズを搭載してきたのがこのカメラを含めたIXY3*Sシリーズの最大のポイントなんですが、どういうわけか次のカメラが作られることなく終わってしまいました。

やっぱりキャノンとしてはPowershot Sシリーズを買ってほしかったので、スペックもほとんど似通っていて画質面で追いついてしまったこのシリーズが不要だと判断されたんでしょう。

レンズの開発と製造コストが結構かかってるので1台新品が売れたところで利益も少なさそうですし、不景気も相まって当時のデジカメは値崩れが激しかったですから。

 

なので中古でもあんまり出回ってません。

アキバで3000円で売られていたのが奇跡なくらいですよ。

 

見かけたらラッキー!とばかりにすぐに買うべきですね。

 




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